|
最近、米の輸入問題って、あまり言われなくなりましたね。みんな、忘れ
ちゃったんでしょうか? 実は、うちの家庭では親父と私の意見が合うこ
とは、あまりないのですが、この米の問題については珍しく意見が一致す
るのです。
基本的に、米を外国から輸入する事は、反対するべき事ではないと考えて
います。(言っちゃいました。こんな事言ったら、全国の百姓の皆さんから
非難ごうごうでしょうか?)
だって、そう思いません? ビジネスというのは本来、自由なものです。
売りたい人がいれば、自由に売ればいいのです。
それに、さんざん、外国に物売って儲けてきた国なわけでしょ、日本って。
それが、いざ反対の立場に立ったら、御免なさいとは言えないでしょう。
アメリカだって怒るわな。「お前らの国の自動車と、うちの国の自動車を
同じ土俵で売らしたったろうが! おかげで、おまえ、うちの自動車が売
れんようになってしもて、どないしてくれんねん! それに何や、今度は
うちの米が買えませんて、どーゆーこっちゃねん!」てなもんです。
そりゃ、怒るのあたりまえ。でしょう?
土台、無理な事を言ってるんです。向こうが自由に、物売らしてくれたなら
こっちも売らしてあげなきゃ、不公平ですよ、絶対。
ね、当り前の事でしょ、これって。
でも、その当り前の事に反対してる人がたくさんいます。何故でしょう?
一つは、外国の米が安い事。海外から安い米が入ってきたら、日本の米が
売れなくなってしまう、と言う意見。日本の農家を守るためだそうです。
農協あたりが、よく言ってます。
(どうも、ありがとう、守っていただいて。)
あと、それに関係して良く言われるのが、主食を輸入にたよるべきではない
という意見。
(ごもっとも。)
あと、安全面から、輸入米は、どんな農薬が使ってるか解ったもんじゃない、
そんな米を輸入していかがなものかと言う意見。
(じゃ、安全な米なら良い訳かよ。と、突っ込みたくなる。)
まぁ、最後の安全面の問題は別として、反対の理由の大半は、日本の米が売れ
なくなる事への危惧から来ているようです。
こういう図式ですね。
海外から米入る→海外の米、安い→消費者は安い米を買う→日本の米売れない
→日本の農家、困る→農協も困る
ここで、ちょっと話しは変ります。
何年か前に、米不足がありました。日本は、特別処置として米を輸入しました
ね。日本の百姓は怒りました。
でも、あの時ほど、日本の米が高値で取り引きされた事がなかったのも事実で
す。
どーいう事でしょうか?
私は、こう思います。日本人は、やっぱり美味しい米をたべるんです。
安くても美味しくない米は食べないんです。
だから、輸入しても大丈夫などと言う、短絡的な事を言ってるのではありませ
ん。海外から、美味しくて安い米が入ってくる事は十分にあることですから。
私が言いたいのは、日本の百姓が、海外から米が入ってきても、それに対抗
できるだけの米を作ればいいと言う事です。
日本人の味覚にあった美味しくて、安全で、安い米をつくればいいのです。
そして、堂々と海外の米と勝負すればいいのです。
アメリカが自国の車が売れないので、日本車に関税をかけるという話しになっ
た時、日本では皆こう言いました。
「お前んとこの車は性能が悪くて、値段も高いから売れないんだよ。それを、
こっちのせいにすんじゃねーよ。努力しろよ、努力をよ!」
その通り。
同じ事です。日本の百姓も努力して、美味しい米をつくればいいんです。
前進もせずに、守ってもらう事だけを考えるべきではないのです。
もう、甘えるのはやめましょう。
政治にたよるのもやめましょう。
本来の百姓のあるべき姿に戻りましょう。
美味しい、安全な米をつくりましょう。
そして、胸を張って消費者の皆さんに言いましょう。
私たちは、美味しい米をつくりました、と。
追記
何年か前の、米不足の時、日本の百姓はこう言いました。
「今まで、減反、減反で米を作らせなかっただろ! そのツケが回ってき
たんだ」と。「米を作らせもせずに、輸入するたぁ、どーゆー了見だ!」
と。確かに、日本の農政にも大きな問題はあります。解決すべき問題です。
米を輸入するのなら、日本の農業政策も変革しなければいけません。
この事は、機会を改めて話したいとおもいます。
|